過去公演作品

第15回公演 ジョルジュ&ミッシェル ショパンを創った、ふたり 

世田谷パブリックシアターで誕生し、座・高円寺で15年以上上演されてきた「ジョルジュ」を全員女性で上演した作品で、いわば変奏曲。
芸術家との向き合い方を有賀が模索することが、本舞台の上演のきっかけであった。
作品を創る中で、劇場のレパートリー作品を他劇場で上演することの可能性を見い出す機会ともなった。

第14回公演 ふたりの老女

舞台は極寒のアラスカの冬。
厳しい飢えにみまわれた集団が全滅の危機に立たされた。
グループのリーダーは苦境を乗り切るために、
ふたりの老女を棄てる決心をする。
棄てられたことで、プライドをよみがえらせたふたりの老女。
互いに叱咤激励をしながらふたりの旅ははじまる。

第13回公演 面影小町伝

あなた様の正体は…
江戸の闇と光を織りなす狂気、侠気の人間模様
時は明和年間ーー谷中笠森稲荷の境内に構える茶店鍵屋に美しい娘、お仙が現れた。その美貌に目をつけた大田直次郎は浮世絵師鈴木春信に描かせ、錦絵で持って江戸にお仙ブームを起こそうと試みる。春信の絵を彫る彫り師・松五郎とそれを摺る八五郎。しかし、お仙には宿命があった。そして、倉地政之助は混乱を招かぬよう計らなければいけないのだが……

一方、浅草寺にお仙と並ぶ美貌、楊枝屋看板娘のお藤がいた。倉地政之助、田沼意次の息子・意知。火消しの頭。それぞれが、お藤に思いをよせる。田沼意知は何が何でもお藤を妾に取ろうと策を練る。意知に使われる孫十、そしてお藤の兄、新之丞。その中で鈴木春信はかつて愛した女、薄墨とお藤を重ね、浮世絵を異常なまでに描き続ける。

お仙、お藤には何が起こっていたのか?浮世絵に隠された謎は何なのか?
隠された過去を唯一知る、むささび五兵衛は二人の娘を静かに見守る。
やがて過去の事実が明らかになり……

第12回公演 うらみ葛の葉

陰陽師、母を追って令和へ。
長年演じられてきた演目「葛の葉」の作品の本意を汲みながら新しいかたちの舞台をお見せできたらと取り組む公演です。
葛の葉を吉沢京子、安倍保名を和泉元彌、安倍晴明を西川古柳座(声:許綾香)らが演じます。

第11回公演 振り返れば道

三井慈善病院の由来を探るために創作したオリジナル作品。
三井財閥の最盛期を描いています。2021年4月30日19時より「観劇三昧」での視聴が出来ます。

第10回公演 吉良きらきら

2011年の上演した「吉良きらきら」の再演です。こちらの舞台映像は間もなく「観劇三昧」で観ることができます。

第9回公演 夢二夜 観音様はお見通し/浅芽ヶ原の鬼婆

浅草老舗天麩羅屋大黒家にて浅草寺につたわる伝説と古典落語「芝浜」を3人芝居として上演しました。

第8回公演 笠森お仙

米村圭伍作「面影小町伝」の舞台化です。
江戸美人の笠森お仙が大活躍!
彼女をとりまく様々な人間模様がハラハラドキドキ展開します。

第7回公演 吉良きらきら

愛知県西尾市・吉良町・幡豆町・一色町の合併記念として上演させていただきました。
吉良上野介を名君としてたたえ、忠臣蔵に疑問をなげかけた大変思い入れのある作品です。
主演は江原真二郎。

第6回公演 アラレ&サウダージ/やすな

KASSAYの原点となった「やすな」の再演です。
脚本を見直し、大川婦久美による一人芝居として上演しました。

第5回公演 すみだ川/サンバライブ

浅草の月と太陽をモチーフに創った公演です。
情緒ある永井荷風の「すみだ川」と活気ある浅草サンバが融合しました。
出演は真実一路・梅原妙美、音楽はあられ&サウダージ

第4回公演 直実/蓮生

前年公演の再演。
熊谷次郎直実が出家後に蓮生と名乗り生涯を誠実に生きた様を描きました。

第3回公演 さがみ/すみだ川

埼玉県熊谷市の英雄 熊谷次郎直実の物語と永井荷風の「すみだ川」の2本立ての朗読劇。
埼玉の伝承と桶川市にある文学館に永井荷風のコレクションを紹介する目的もありました。
直実を演じたのは林与一、小次郎は林真与、妻さがみを大川婦久美が演じました。

第2回公演 伝説囁橋/朝の冬菊

静岡県菊川市出身の俳優片山せつこと片山の夫、松田隆男による二人芝居。
この地に残る坂上田村麻呂の伝説とオリジナル作品の2本立てで上演しました。

第1回公演 伝説 やすなが淵/伝奇 やすな物語

石川県小松市にある波佐谷小学校にて、この地の伝説を小松市出身の俳優・大川婦久美が音楽とともに朗読劇として公演しました。